友達やクライアントに、Webで何かやりたいとか聞くと、ブログを勧めることが多い。ネットを始めたなら、何かやりたいなら「ブログでもやったら?」な具合に。クライアントへの企画でも向こうから「ブログをやってみたい」や「ブログってなに?」と話してくることもある。個人や中小企業でブログではない普通の”きちんとした”Webサイトを構築するのはエネルギーがいるし、時間と労力がそれなりにかかる。さらに情報のボリュームがそれなりに必要だし、ユーザーとの「コミュニケーション」などを語るには、ブログを始めるよりより手間と時間がかかるのは間違いない。ちょうど、こんな調査結果があった。
ところで、何でもかんでも「ブログやってみたら」なんて言うと、『またか。お前もみなと同じことを言うね。だいたい面白い?書く気がしないぜまったく。書いてる奴のきがしれねぇ』みたいな顔をされるので、言わないことにした。だいたいそんな事を言う人に限って(多分ね)、やってみもしない。自分の中で答えを既に出しているからだと思う。
誰もがやっているから、敢えてそこに立ち入らない。勿論、考え方としてはありだと思う。その信念は貫いてほしいと思う。もしもWebデザインやプログラムが組めるなら、ブログじゃなくても良いと思うし、違う見せ方やインターフェースを考案する方が生産的。それができるなら苦労しない。僕もそうですが、なかなか言うことを実現するのは難しいものです。
そこでブログをつくることの良さをいくつか書いてみたいと思う。
(1)何から何まで自分企画。
どんな記事を書こうと自分の好き勝手。自由にページに文字や画像で埋め尽くせば良いと思う。続けられるかどうかは、そこから考えても良いだろうし、体が勝手に反応する。あ、面白い、続けられそうなのか、やべ、つまんね、書くことねぇーし、ダるい。のどちらかだと。でも今日の記事のタイトルを毎回コピーライティングな感じで試してみたり、いかに面白いタイトルをつけられるかは工夫の余地があるだろうし、内容もたらたら書くより、すっきりと分かりやすい、短文の方が自分にもユーザーにも良さそうだとか分かってくる(と思う)。自分の記事がブックマークされているのを見つけることもできるから、どんな記事が人気がありそうなのかを推測しようと思えば、できる。「続ける」ために、どんなブログ内容にすれば良いか自分自身で考えることも必要。立ち上げる以上は、ある程度は更新をしないと何の意味もないので、自分なりに何をしたいのかも明確になるかもしれない。「やっぱり続けられないや」と行き着けば、それが答えだし。要は何から何まで考えてみるツールとして使ってみると良いのかなと思う。表現方法がテキスト主体、デザインはテンプレートなので見栄えやオリジナリティは低いかもしれないが。
(2)反応を見る、探る。
ログ解析をすれば分かるが、ユーザーがどんなキーワードで来訪し、そのページでおよそ何秒滞在したかは分かるし、その次にどのページに行ったのか遷移もだいたい分かる。(高機能な解析ならさらに詳しく経路分析できるだろうし、色々調べられる。)昨日と比べ、今日の訪問者数はかなり増えたなどあるし、逆もある。週末は平日に比べるとやや落ちる。平日のネットユーザーがインターネット以外のことをしているからや、遊びに出かけていると推測できる。コメントもトラックバックもないなんて当たり前。自分だってそう、知らない人のブログは「ふむふむ、そうなんだー なるほどね。ほうほう」という感じで読む。「お、これは」という記事に巡り会ったときは感動で、ブックマークする。ところがすんなりとそのブログへコメントやトラックバックを出すまではどうもできない。やりにくい。知らない人にいきなり近づくのは、リアルでもしないもの。街頭でバナナを叩き売りする人に人だかりができているのを近寄る以上に、そのバナナを買って、その場で食べるくらいな感じ。(意味不明でしたら、すいません。)とにかくネット上での反応を見られる、アクションとしてできる。
(3)足りないものを知る。
ブログを「続けられる」ことも問題ではあるけれど、書いていて、「あ、これについて全く知らない。」なんてことがよくある。持ちネタが足りないかもしれない。そもそも記事を書く材料が少なかったり、偏っているものなのかもしれないと思うようになったり、数字で伝えると説得力が増して客観性が生まれるかもしれないと思ったりする。具体的な事例、こんなことが過去にあったというのも関心を引く大きな要素かもしれない。とにかく記事を一つ書くのに、何か不足感を感じるようになってきた自分の経験から、ブログを続けるとは、自分の知らないことやその日の感想、それをテキストにすることによって何かの役に立つような(おこがましいが..)ものになれば、「ただの日記でしょ」な言い方はされない(はず)。サイトの紹介だったり、便利なツールを紹介したり、あの店のこの料理は旨かったとか、この楽曲は聴いてみると良いよなんて言ってみたり、生産性は誰かにとってあると思う。自分の足りないものを自分が知るために、備忘録として、アーカイブとして、記録として。やってみると分かる。ブログはしたくないと分かるのも一つの収穫だと思う。
ブログは更新のしやすさが魅力でもある。トラックバックとコメント機能を排除してもCMSとして使えるツールにもなる。両方の機能を外せば、もうブログではないが。今はそういったCMSとして使う企業や個人もいますね。