門倉貴史著「人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?」を読んで。項目はいくつもあるのですが、一番は、「野球選手はなぜ個人会社をつくるのか?」これは疑問だった。本書では次のように解説。まず税金を考えてみると、累進課税制なので、所得が多いほど、課税率が上がる仕組みになっている点を踏まえる必要がある。そこから例えば、野球選手のCMなどギャラは1億だとすると、個人で請けてしまうと、税金でたっぷり取られてしまう。そこでマネジメント会社(事務所なり)をつくる。本には、その会社の従業員は家族、親戚、血縁関係にあるものがだいたい雇われるということで記述されているが、だいたいそんなところなのだろう。ギャラはそのマネジメント会社を通じて支払われる。各従業員に振り分けられるため、所得を分散することになる。これで課税率を下げるという。
所得税を1人で払う場合と家族6人で払う場合では、およそ半分の所得税で済む。リスクヘッジな感じ。
1800万円超の所得の人の所得税は、
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(所得)× 37% -249万円 [決められた計算式]ギャラ5000万円とすると、
▲所得税を一人で支払う場合
5000万円 × 37% -249万円 = 1601万円(=支払うべき所得税)▲社員6人に振り分けた場合
5000万円 / 6 = 833万円
330万円〜900万円以下の場合は、(所得) × 20% -33万円 [決められた計算式]
833万円 × 20% -33万円 = 133万円 (一人あたり133万円の所得税負担)
6人分だと、133万円 × 6 = 798万円 (=支払うべき所得税)
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(引用 p.32 チャート3)
1601万円と798万円。なるほど、これは個人会社つくった方が良いってわかります。わかりやすいです。税金は、いくら〜いくらの間は○○%の税率と決まっているので、個人事業で活動する、事業単位として法人化するなどは収益と税金のかかり具合から判断するのも。本では、その分岐点は、年収800万円〜900万円だとしている。ちなみに巻末には、95年度から2004年度までの10年分の長者番付が付録として掲載。2006年で廃止となった長者番付。無意味じゃないかと思っていたけど、何となくテレビや新聞で見ては、野次馬的な自分だと思ってました。人の収入とかそういうのは気になります。どうやって儲けているのかって考えるのは、やっぱり大事なんじゃないかって。
いろんなトピックが本にはありますが(題名から、裏ビジネスな話題も盛り込んであります)、第三章の「サラリーマンの副業はどれだけ有利か?」で「減価償却」から「副業を本業しない」、「副業での稼ぎを会社にバレないようにするために」なんかは目にとまります(よね?)。副業から得た収入は年間20万円以内なら、確定申告する必要はない。何も言わなくてOK。副業がバレる仕組みは、本によれば、
副業所得にあたる、雑所得には所得税の他に「住民税」がかかるのだそうだ。雑所得について確定申告すると、その結果は税務署から、自分の住む市区町村に通知される。通知を受けた市区町村は、会社からの給与と雑所得を合わせた合計金額を基本として翌年徴収する住民税を決定する。この住民税額は、さらに自分の会社にも通知される。会社は、市区町村が自分の雑所得分も含めた総合所得をもとに計算した住民税額を給与から天引きする。
バレないようにするには、確定申告のときにもらう用紙に「住民税の徴収方法」の箇所を「普通徴収」にチェックを入れておけば、副業所得に対する住民税が自宅に送付されるので、自分で直接納付できるということらしい。税金や節税なんかのやり方とかは、本をよんでもいまいちわからないのが個人的なところなので、これからのためにもちょっと勉強してみるのも良いなと思う本でした。