8合目の山小屋は太子館というところに宿泊しました。基本は寝るだけですが、それでも登山者をやさしくむかえてくれる良い場所です。このとき、売店で売られているもの、ペットボトルなどは300円から500円、高いところでは800円などあるようです。あまり変にケチって体力や健康を損ねるくらいなら、買っても良いとガイドさん。他の登山者もたくさんいました。宿は休憩などでも3000円くらいはするようです。

寝床は2段ベッドの仕組みで、下は畳の構成。番号が書いてある寝袋が一人分ずつありそれで寝ます。隣どうしはほぼ隙間なく埋まるような感じです。ぎっちり。登山靴は、寝床の自分のスペースに持っていき、棚があるので、そちらに置きます。夜明けからの行動に備え、靴の付近に、ヘッドランプ、明日の分の朝食、手袋などを置いておきます。あとは早く寝た者勝ち。まもなくイビキの大合唱が聞こえてきました。これで全く寝られないということはないですが、気になる人は気になるかも。売店には耳栓も売っています。持参しておくべきかもしれません。
頂上での御来光を臨むため、夕飯を食べたら仮眠に入ります。20時までには床につき、23時半に8合目を出発する予定でした。ただ、今回は台風5号の影響もあり、8合目で毎秒風速18メートルほどあり、強風との判断で、8合目以上のガイドさんたちが連絡を取り合い頂上へは中止となってしまいました。残念ではありましが、強風による頂上登山の中止はたまにあるそうです。鹿児島の方にあった台風でも、富士山の山頂では気圧の流れなどで影響するそう。

6合目くらいから上は雲の海で、太陽がそっと顔を出した4時53分に撮影。日の出の時間は夏だとこんなに早いことも感じながら、じわじわと雲から出てくる太陽と静けさ、一面の雲を眺めました。風が体にぶつかる音だけしか聞こえませんでした。言葉も必要ないようなそんな感じです。

太陽がでてくる時間はとても短く、あっと言う間に我々より高く昇っていきます。地面も明るく照らされ、富士の地表が赤く見えます。こんなに赤いのも昨日の8合目までの登山でわかったものですが、改めて写真におさめると、富士山はおろか、地球でないようなそんな感じもしました。不思議な感じがあります。ここからはひたすら下山です。下山は下山道というのが専用にあり、砂利や石がごつごつしていて、歩きづらいです。富士山は登るのと降るのとは、降る方が体力を使うと言われます。登山全般で言えることでしょうか。登りの脚の筋肉の使い方よりも降る方が筋肉がつかわれるようです。降り方(下山)としては、踵から踏みしめること、爪先から体重をかけると、足場が悪いので前から転倒することもあります。後ろから転倒したとしても、ザック(リュック)があるので、クッションになってくれます。それから呼吸は常にしっかりと。寝床で少しでも休憩すると気圧の低い場所での呼吸も慣れてくるので、帰りはそこまで苦しい呼吸にはならないかもしれません。僕はそうでした。
7合目から6合目付近では、雲の中を通過するので、カッパを着用した方が良いかもしれません。どしゃ降りまでありませんが、ぱらぱらと降るので、気づけばかなりぬれています。リュックにはザックカバーなどを装着しておくのも手です。登ってみてはいかがでしょうか。