映画天然コケッコー。個人的にこの手の映画は好きだ。中学生の青春ドラマで爽快感がある。島根県の小さな、小学生から中学生まで生徒が少ないから合同になっている学校が舞台で東京からの転校生に恋をする主人公。方言と都会にはない感覚、空気感。実家の福岡に通じはしないけれど、何か親近感が出てくる(こういう恋の部分は勿論男子校だったので全くですが)。東京じゃなくったっていい。田舎は田舎の良さがあって、人の良さとか空気の良さとか山や虫の音、自然の中の人間という感覚ってある。映画では主人公の純粋な、無垢な心情をうまく切り出して生生しさを表現していると思えた。無茶な部分もそれはあるけれど、(映画だしね)。それからどんな風にして撮影したかすごく気になった。一年を一応またいだ設定になっているだけにどの季節から撮影開始したとか。一年もクランクしっぱなしとかないと思うので。
山下監督は「リンダリンダリンダ」の他に「リアリズムの宿」で青春、生生しさ、日本的”間”の表現がすごく良いなと僕は感じます。勢いと気にしないような普段のほんの瞬間を切り取るような技にぐっときます。夏帆がまた良いです。岡田将生もトーキョーのマセた中学生で、演技的にどことなくピンポンのペコに似ていた。ように思う(あ、そんなことはないすかね)。ピンポンとリンダリンダリンダとか見ると高校時代とか、学生さんに戻りたいなと少し思う。

