林成之教授:勝負脳を鍛えよう

いつものサイエンスサイトーク。今期で終了してしまったようで少し残念。脳低温療法を開発している日本大学の林成之教授の話メモ。日々の練習でも大事にしないといけない。脳には毎日ワクワクするようなことがあると、良い。そりゃそうだ、何か面白いことがある方が脳にも精神的に良いはず。


救命医療の部屋では毎日重症患者達が運ばれ、医療チームのテンションは低かった。

毎日新しいことを話して、組織のみんなに乗ってもらう。
次に何を話すんだろうと思ってもらえるような工夫をしていった。

素直な集中力。損得抜きに全力投球できることが必要。
脳はモノを見て、「これは面白い」と思った、レッテルを貼ったもののみにしか考えない。
報酬神経群は自分に対して褒美がなければ動かない。
好きになる力とは才能。どんなに頭の良い人でも嫌いなことは覚えられない。
脳はそういう風にできている。

脳トレとかhowtoものがたくさん出回っているが、あんなに勉強している人は頭が良くなっているか?
→なっていない。
理由
・人間の脳は正しいものを判断する仕組みの中に間違う仕組みがまずある。
・脳は新しい情報に瞬時に反応するようにできている。

意識に上がる前に、前意識というのがある。直感というもの。
例えば、同時通訳者は「次に何の話になるか」と思いながら話者を聴いている。
サッカー選手は「次にどこにボールがいくか」を考えながら動いている。
これは経験だけではない。

頭が先に予測している。中国の卓球選手はボールを見ていない。
新庄選手がバッターとして活躍していたとき、インタビュアーからの質問
「ボールが止まって見えるのですか?」
「ボールなんか見てないっすよ」と言ったことがある。
“頭で”打っている。脳はいかに素直に集中するか、精確に鍛えることが必要。

考える仕組みを機能させすぎず、機能させる。リズムに乗せてあげるのが良いのではと林教授は研究し、
神経リズムを調べてみると、”チャ チャ チャ”のリズムであることが分かった。
4拍子半のリズム感は人に依り、才能である。